産婦人科 看護師が怖いと感じること…自然の営みとはいえ

産婦人科で看護師をしていて、怖いと感じる事は何でしょうか?
基本的に、妊娠、分娩は自然の営みです。
その多くは、大きなトラブルなく、元気な産声を聞かせてくれるのです。
しかし、一方で、順調だった分娩が、一瞬にして、
異常に変化し、緊急事態に変わってしまうこともあるのです。
特に看護師は、助産師や医師ほど、分娩などについて専門的な教育を受けている
わけではないため、より、こういった場面で、怖いと感じると思います。
けれども、産婦人科で働く限り、避けて通ることができないものです。
産婦人科の看護師がよく出会う、「怖い」場面について、見ていきます。

産婦人科 看護師の「怖い」・・・赤ちゃんを預かる

産婦人科の看護師が怖いと思うこと、その1。
分娩は主に、助産師と医師で介助されます。
赤ちゃんが生まれた後も、胎盤を出したり、
その後の診察・処置が残っているため、
産まれた赤ちゃんは、外回りにいる看護師が預かり、
母子面会、観察や出生後の処置を行うことがあります。

産まれた赤ちゃんにとって、一番大切なこと。
それは、赤ちゃんが
自分で呼吸できること、産声を上げることです。

元気に呼吸できるよう、気道確保、保温、
全身状態の観察をしながら、必要な処置を進めていきます。
分娩の状態、出生後の状態によっては、
蘇生術が必要な場合もあります。怖いと感じる場面でもあります。
赤ちゃんは、呼吸、心拍、体温が不安定なので、さっきまで
元気だった赤ちゃんがちょっとしたことで状態が変化することもあり、怖いときもあります。

怖いと思いながらも、仕事は仕事です。赤ちゃんの状態に細心の注意を
払いながら、必要なケア、処置を手早く、確実に進めていきます。

各施設で、実施する処置の内容、手順、
揃えられている物品が違うので、戸惑うこともありますが、
基本は、赤ちゃんが元気であること。この一言です。

元気な赤ちゃんとは、という基本的な知識を持って、赤ちゃんを預かること。
それと、何か違う、おかしい、怖いと思った時、
すぐに近くにいる医師、助産師、看護師を呼ぶこと。
とても大切なことだと思います。

産婦人科 看護師の「怖い」・・・「産後の出血」

産婦人科の看護師が怖いと思うこと、まだまだあります。
赤ちゃんが無事元気に産まれてくれた・・・
その場の誰もが、「ほっ」とします。
しかしその後も、とても重要な場面が待ち受けます。

胎盤がはがれるときです。

胎盤がついていた部分から、出血するのです。
通常でも200~300gほどの出血があるのですが、

まれに出血が止まらない!ということがあります。
看護師が怖い思いをする状況です。

お産で、お母さんが亡くなるということは本当にまれな出来事になりましたが、
今でも、年間数十例ある母体死亡のうちの多くが、産後の出血に絡むものです。

胎盤が出た後の出血が速やかに止まるかどうか、
医師、助産師はとても気にしているのです。

異常な量の出血にならないように、
子宮底のクーリング、子宮底のマッサージ、
医師の指示のもとの子宮収縮薬の投与など、予防的な処置が行われます。

もし、出血が止まらないとなった時には、
更なる処置、観察、検査等が必要になってきます。
このような場面では、誰もが緊張し、怖いと思い、あわてます。
とにかく人を集め、声をかけあいながら、落ち着いて、
ひとつひとつの処置をすることです。

産婦人科 看護師の「怖い」・・・分娩中の赤ちゃんの心拍が弱っている。

産婦人科の看護師が怖い思いをするのは、こんな場合もあります。

ほとんどの赤ちゃんは、元気に産まれてくれます。
そして、みんながそれを願い、その瞬間を待っています。

しかし、時に、赤ちゃんの心拍が弱ってくることがあります。
その時の状況によっては、できる限り速やかに
生まれさせてあげる必要があるのです。

普通に分娩が進んでいたのに、吸引分娩をする、
または、緊急に帝王切開に切り替わるということもあるのです。
赤ちゃんとお母さんの命を守るための決断です。

無事、生まれてきてください、
どうぞ産声を上げてくださいと祈るような気持ちで
その場に立ち会い、赤ちゃんとお母さんの
命を支えるため準備を進めているのです。


怖い場面は、どの診療科でも遭遇します。
産婦人科では、同時に2つの命が、
自分たちの手にゆだねられています。

その責任が、怖さにつながっているのだと思っています。

産婦人科で仕事をしていて、「怖い」がなくなることはありません。
「怖い」を、「慎重な姿勢」に変えて、
常に学びながら、日々、2つの命と向き合っています。


産婦人科での仕事が怖いと思うことを、
一度、求人コンサルタントに相談してみてください。
その不安が、少し解消されたり、その不安を軽減する方法が見つかったり、
怖いという不安を超える喜びや、楽しみが分かったりします。
産婦人科で、やりがいを持って働く自分がきっと想像できるようになるはずです。

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